精選版 日本国語大辞典 「籟」の意味・読み・例文・類語 らい【籟】 〘 名詞 〙① 穴から発する音。② 風が物に触れあたって発する音。〔書言字考節用集(1717)〕③ ふえ。簫の笛。〔呂氏春秋‐孝行覧・遇合〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「籟」の読み・字形・画数・意味 籟22画 [字音] ライ[字訓] ふえ・ひびき[説文解字] [字形] 形声声符は(頼)(らい)。〔説文〕五上に「三孔の龠(ふえ)なり。大なるは之れを笙(しやう)と謂ひ、其の中なるは之れを籟と謂ひ、小なるは之れを(やく)と謂ふ」とあり、竹管の楽器。〔荘子、斉物論〕に「人籟は則ち比竹是れのみ」の語がある。自然の吹き起す音を天籟といい、すぐれた楽音や、天の啓示するところをいう。松風を松籟という。[訓義]1. ふえ。2. ひびき、こえ。[古辞書の訓]〔名義抄〕籟 シタク[熟語]籟▶・籟籥▶[下接語]籟・籟・虚籟・群籟・衆籟・松籟・笙籟・簫籟・真籟・人籟・吹籟・清籟・爽籟・地籟・竹籟・天籟・万籟・風籟・夜籟・幽籟・林籟 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報