系統農協(読み)ケイトウノウキョウ

デジタル大辞泉 「系統農協」の意味・読み・例文・類語

けいとう‐のうきょう〔‐ノウケフ〕【系統農協】

農業協同組合の組織全体のこと。組合員である農家単位農協信用農業協同組合連合会信連)などの都道府県組織、全国農業協同組合連合会全農)・全国農業協同組合中央会JA全中)・農林中央金庫などの全国組織で構成される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「系統農協」の意味・わかりやすい解説

系統農協
けいとうのうきょう

日本独特の農業協同組合の組成で,その前身である産業組合から農業会を経て設立されたもの。第2次世界大戦中から戦後にかけての食糧などの統制を通じて全国組織がつくられ,今日にいたっている。その構成は,ピラミッド型3段階制といわれるもので,全国市町村にある総合農協末端専門農協底辺に,その上に都道府県段階の連合会 (県信用農業協同組合連合会,県経済農業協同組合連合会,県共済農業協同組合連合会,県農業協同組合中央会) があり,これらの頂点に全国段階の全国農業協同組合連合会,全国農業協同組合中央会,農林中央金庫,全国共済農業協同組合連合会などが形成されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android