邦楽用語。浄瑠璃(じょうるり)を演技や舞踊なしで独立して演奏することで、素浄瑠璃ともいう。古くは、語物(かたりもの)の演奏に際し、楽器の伴奏なしに語る演奏形式を素語といったが、人形浄瑠璃が発展してくる元禄(げんろく)(1688~1704)ごろから今日の意味に転じた。とくに、義太夫節(ぎだゆうぶし)は音曲(おんぎょく)としても優れているため、人形劇から独立して、早くから素人(しろうと)浄瑠璃や女(おんな)義太夫として、素浄瑠璃の形式で盛行した。本来は歌舞伎(かぶき)舞踊の伴奏としてつくられた清元節(きよもとぶし)や常磐津節(ときわずぶし)でも、舞踊をつけないで演奏される場合、素語、素浄瑠璃とよばれるが、もともと劇場を離れて発達した新内節(しんないぶし)などの浄瑠璃では原則として用いない。
[卜田隆嗣]
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の9月中 (9月後半) のことで,太陽の黄経が 210°に達した日 (太陽暦の 10月 23日か 24日) に始り,立冬 (11月7日か8日) の前日までの約 15日...