組子(読み)クミコ

デジタル大辞泉 「組子」の意味・読み・例文・類語

くみ‐こ【組子】

江戸時代徒組かちぐみ鉄砲組などの組頭くみがしら配下にある者。組下組衆
格子障子欄間などの骨組みとして縦横に組んだ細い部材。

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精選版 日本国語大辞典 「組子」の意味・読み・例文・類語

くみ‐こ【組子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (かち)組、弓組、鉄砲組などの組頭支配下にある者。組下。組足。組衆。組付。
    1. [初出の実例]「組頭にても組子(クミコ)にてもなき人数持」(出典甲陽軍鑑(17C初)品一七)
  3. 天井、窓、欄間、建具などの枠のうちに、縦横に組んだ細い部材。

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百科事典マイペディア 「組子」の意味・わかりやすい解説

組子【くみこ】

(1)における構成員で,組頭により統率され,寄子(よりこ)ともいう。組子の子は名子(なご),水子(かこ)などと同様労働力の意。(2)格子等のように縦横に細い木または鉄を組み合わせたものをいう。窓,障子などにも使用

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「組子」の意味・わかりやすい解説

組子
くみこ

(1) 江戸時代に存在したさまざまの加入者。組下ともいい,組頭,組親に対する用語。 (2) 格子,障子,天井,欄間などの細かく組んだ構成材のこと。

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