近世初頭,文禄・慶長期(1592-1615)に活躍した初期豪商の一人。須屋ともいう。まだ家臣団の土着性,独立性が強く,兵農分離が未熟な羽後諸藩と畿内先進地帯を結ぶ中継都市の敦賀,小浜にあって,北国海運の担い手として活動した。戦国期前の事歴は不明であるが,諸浦の舟持座商人の系譜をもつ豪商と異なり,中世以来朱印船貿易家の系譜をもつ小浜の廻船業者である。後進諸藩の権力強化を援助すべく未発達な商品流通に対応し,当時700~800石積みの舟3~10艘をもっていた豪商の保護育成を図った豊臣氏の支持を受けて,組屋は秀吉蔵入地,津軽など諸藩蔵米の運搬・貨幣化に当たった。朝鮮出兵時(文禄・慶長の役)には兵粮米運送などの軍役や奉行もつとめた。
だが徳川幕藩制が整備進展するとともに豪商組屋の解体が始まり,寛永期(1624-44)に京極氏小浜藩の代官に転身した。酒井氏小浜藩時代になっても公用銭徴収権・諸公事免除の特権は安堵され,明治維新を迎えた。
執筆者:山口 徹
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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