結神社(読み)むすびじんじや

日本歴史地名大系 「結神社」の解説

結神社
むすびじんじや

[現在地名]安八町西結

揖斐いび川の左岸西結の町屋にしむすぶのまちやに鎮座し、祭神天御中主尊・高皇産霊尊・神皇産霊尊・猿田彦命。嘉応年間(一一六九―七一)創建と伝え(結神社記)、縁結びの神として知られる。戦国期頃の揖斐川の河道は(現大垣市)から南東に流れ西結村町屋を経て、墨俣すのまた(現墨俣町)付近で長良川に合流し、中世の鎌倉街道はこの流路に沿っていたといわれる。享禄三年(一五三〇)の大洪水で揖斐川は津村を二分して流れ、ほぼ現在の流路となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android