デジタル大辞泉 「絡げる」の意味・読み・例文・類語 から・げる【▽絡げる/×紮げる】 [動ガ下一][文]から・ぐ[ガ下二]1 縄やひもなどで結わえる。くくる。「荷物を麻ひもで―・げる」2 衣服の一部をまくり上げて帯などに挟む。「裾を―・げる」[類語]束たばねる・束つかねる・括る・ひっくくる・ひっくるめる・纏まとめる・取り纏める・一纏め・結束・十把一絡げ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「絡げる」の意味・読み・例文・類語 から・げる【絡・紮】 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙 [ 文語形 ]から・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙① たばねてくくる。ぐるりと巻きつける。縛る。[初出の実例]「不動をけさをもってからげ奉りてせむる時」(出典:九冊本宝物集(1179頃)二)「そこそこにからげたる風呂敷包」(出典:浮世草子・好色五人女(1686)二)② 衣類の裾(すそ)をつまみ上げて帯に挟む。はしょる。まくり上げる。[初出の実例]「あの川を渡る人はからげて渡るなふ」(出典:虎明本狂言・酢薑(室町末‐近世初))③ ある状況にある。「よい年を紮(から)げて」の形で、よい年をして、いい年配のくせになどの嘲笑、非難の意をこめて用いる。[初出の実例]「よい年をからげて、見ぬ恋に憧がれ」(出典:歌舞伎・近江源氏𨉷講釈(1772)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例