デジタル大辞泉
「束ねる」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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つか・ねる【束】
- 〘 他動詞 ナ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]つか・ぬ 〘 他動詞 ナ行下二段活用 〙 - ① 集めて一つにくくる。集めていっしょにしばる。たばねる。
- [初出の実例]「みなのわた か黒し髪を ま櫛もち ここにかきたれ 取り束(つかね) 挙げても纏きみ」(出典:万葉集(8C後)一六・三七九一)
- 「やまちのみ柴刈る民の手もたゆくつかねもあへず風の寒さに」(出典:曾丹集(11C初か))
- ② 集めてひとところに置く。まとめて積みあげる。
- [初出の実例]「はり有山吹の山をつかね、にしきの楯をならべて」(出典:随筆・独寝(1724頃)上)
- 「座敷の一隅につかねて置いた蒲団」(出典:妻(1908‐09)〈田山花袋〉一五)
- ③ 手をそろえて一つにする。また、腕をくむ。→て(手)をつかねる。
- [初出の実例]「雖レ然、貴賤手をつかね、緇素足をいただく」(出典:平家物語(13C前)七)
- ④ すべつかさどる。統帥する。総轄する。
束ねるの補助注記
「改正増補和英語林集成」には「ワラヲ ツガネル」、「テヲ ツガネル」の例が見られる。
たば・ねる【束】
- 〘 他動詞 ナ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]たば・ぬ 〘 他動詞 ナ行下二段活用 〙 - ① 細長いもの、毛、紙などを一つにまとめて紐などでくくる。束にする。たばゆ。〔観智院本名義抄(1241)〕
- [初出の実例]「イネヲ tabanuru(タバヌル)」(出典:日葡辞書(1603‐04))
- 「首髪(つむり)はひどくうっとしそふだねへ、そっと束(タバ)ねてあげよふかへ」(出典:人情・春色梅児誉美(1832‐33)初)
- ② ある組織の全体をまとめる。また、その役をする。
- [初出の実例]「王は天地の中にいて、天地をたばね」(出典:詩学大成抄(1558‐70頃)四)
- 「複雑多岐にわたる個人生活を持つ劇団員を一つの方向にたばねる上には」(出典:肉体の悪魔(1946)〈田村泰次郎〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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