取り纏める(読み)トリマトメル

デジタル大辞泉 「取り纏める」の意味・読み・例文・類語

とり‐まと・める【取り×纏める】

[動マ下一][文]とりまと・む[マ下二]
多くのものを整理して一つにする。「荷物を―・めて上京する」
物事を望ましい状態にしてきまりをつける。「縁談を―・める」
[類語]絡げるたばねるつかねる括るひっくくるひっくるめるまとめる一纏め結束十把一絡げ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「取り纏める」の意味・読み・例文・類語

とり‐まと・める【取纏】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]とりまと・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 ( 「とり」は接頭語 )
  2. 合わせてひとつにする。まとめる。一括する。
    1. [初出の実例]「家財ことごとく取纏(トリマト)めて」(出典:諷誡京わらんべ(1886)〈坪内逍遙〉三)
  3. 望ましい状態になるように、物事を処理する。また、争いなどをまるくおさめる。
    1. [初出の実例]「双方の意見を取次ぎ其の間を調和して百事を取纏むることに尽力せり」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)

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