引っ括る(読み)ヒッククル

デジタル大辞泉 「引っ括る」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐くく・る【引っ括る】

[動ラ五(四)]《「ひきくくる」の音変化》勢いよく、また手荒にしばる。「古雑誌を―・る」「泥棒を―・る」
[可能]ひっくくれる
[類語]絡げるたばねるつかねる括るひっくるめるまとめる取り纏める一纏め結束十把一絡げ捕まえる捕る捕らえる引っ捕らえる取り押さえる生け捕る召し捕るからめ取るとらまえる捕獲する拿捕だほする捕縛する逮捕する検束する検挙する挙げるぱくるしょっぴく引っ立てる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「引っ括る」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐くく・る【引括】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「ひきくくる」の変化した語 )
  2. ひもなどでしばる。ひきくくる。また、人などを捕えてしばる。捕縛する。
    1. [初出の実例]「嚢括は嚢の口をひっくくるなりぞ」(出典:史記抄(1477)三)
  3. 物事のしめくくりをする。結論を出す。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  4. まとめてくくる。ひとまとめにする。
    1. [初出の実例]「此人の智━は天下をも入れてひっくくりつべいぞ」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)六)

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