緩み(読み)ユルミ

デジタル大辞泉 「緩み」の意味・読み・例文・類語

ゆるみ【緩み/×弛み】

ゆるんでいること。また、そのものや、その程度。「気の―が出る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「緩み」の意味・読み・例文・類語

ゆるみ【緩・弛】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「ゆるむ(緩)」の連用形名詞化 )
  2. ゆるむこと。緊張がなくなること。たるみ。
    1. [初出の実例]「弾捨の琴のゆるみや五月雨〈比松〉」(出典:俳諧・俳諧新選(1773)二)
    2. 「若し気のゆるみから、どうかあってはといふ心配で直ぐ会はす事に反対した」(出典:暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉四)
  3. 寒暑冷熱などの度合がやわらぐこと。
    1. [初出の実例]「お信が病気はますますつのり、熱ゆるみなく」(出典:ありのすさび(1895)〈後藤宙外〉六)

ゆら‐み【緩み】

  1. ( 形容詞「ゆらし」の語幹に「み」の付いたもの。→ ) ゆるやかであるので。
    1. [初出の実例]「大王の 心を由良美(ユラミ) 臣の子の 八重柴垣 入り立たずあり」(出典古事記(712)下・歌謡)

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