練れる(読み)ネレル

デジタル大辞泉 「練れる」の意味・読み・例文・類語

ね・れる【練れる】

[動ラ下一][文]ね・る[ラ下二]
練られてちょうどよいぐあいになる。「小麦粉がよく―・れる」
内容検討や、字句修正などが十分になされている。「―・れた文章
経験修養を積んで人格が円満になる。人柄が円熟する。「長年苦労人間が―・れている」

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精選版 日本国語大辞典 「練れる」の意味・読み・例文・類語

ね・れる【練・煉・錬】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ね・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. ねられてちょうどよい状態になる。また、煮られてやわらかくなる。
    1. [初出の実例]「イトガ nereta(ネレタ)」(出典日葡辞書(1603‐04))
  3. 経験を積んでたくみになる。修養・経験を重ねて人柄が円満になる。
    1. [初出の実例]「Nereta(ネレタ) ヒト」(出典:日葡辞書(1603‐04))
    2. 「見かけと違ひ牛嶋は錬(ネ)れた粋方(すいはう)」(出典:浄瑠璃・甲賀三郎窟物語(1735)一)

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