デジタル大辞泉 「縮退星」の意味・読み・例文・類語 しゅくたい‐せい【縮退星】 縮退圧が自身の重力と釣り合った状態にある星。核融合反応が起こらない白色矮星や中性子星などをさし、それぞれ電子や中性子の縮退圧が自身を支えている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「縮退星」の意味・わかりやすい解説 縮退星しゅくたいせいdegenerate star 白色矮星や中性子星のこと。白色矮星は太陽程度の質量の比較的軽い星が中心部の水素を燃やしつくし,核エネルギーの供給をなくしたために現在の太陽の数十分の1の半径にまで収縮した,星の進化の最終段階にある星で,水の数十万倍という平均密度をもち,縮退した電子気体の圧力により平衡が保たれている。一方,中性子星は太陽の数十倍程度の質量の星の進化の最終段階にあたり,平均密度は水の数千億倍以上に達し,電子と陽子は合体して中性子になっており,星の平衡は中性子の縮退圧により保持されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by