羅針盤座(読み)ラシンバンザ(その他表記)Pyxis

翻訳|Pyxis

関連語 五郎 石田

精選版 日本国語大辞典 「羅針盤座」の意味・読み・例文・類語

らしんばん‐ざ【羅針盤座】

  1. 南天の星座。もとのアルゴ座の一部で、大犬座の東にある。

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改訂新版 世界大百科事典 「羅針盤座」の意味・わかりやすい解説

らしんばん(羅針盤)座 (らしんばんざ)
Pyxis

略号はPyx。春の地平線近くにのぼる星座。ギリシア時代はアルゴ座と呼ばれ,ギリシア伝説の遠征船アルゴをかたどった巨大星座の一部であったが,フランスの天文学者N.L.ラカイユは4分割し(1752),その東北の小部分をPyxis(羅針盤の箱)と命名した。しかし,そののちJ.ラランドがほばしら座Malusとし,アルゼンチンで南天の星の観測を行ったB.A.グールドは再びらしんばん座を提唱し,これが1922年国際天文連合で正式に採用された。もとのアルゴ座の他の3星座〈とも〉,〈りゅうこつ〉,〈ほ〉ではバイヤーの星の命名は共通して行われるが,らしんばん座ではこの星座独自でα,β,γ,……を命名している。概略位置は赤経8h50m,赤緯-28°。午後8時の南中は3月下旬である。
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百科事典マイペディア 「羅針盤座」の意味・わかりやすい解説

らしんばん(羅針盤)座【らしんばんざ】

3月下旬,夕方の南天低く見える星座。アルゴ座を4分割した一つ

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