聖愛と俗愛(読み)セイアイトゾクアイ

デジタル大辞泉 「聖愛と俗愛」の意味・読み・例文・類語

せいあいとぞくあい【聖愛と俗愛】

原題、〈イタリアAmor sacro e Amor profanoティツィアーノ絵画カンバス油彩。縦118センチ、横279センチ。ベネチア共和国書記官の結婚を記念して制作聖愛を象徴する赤い布をまとった裸身の女性、俗愛を象徴する白い衣服を着た女性、およびキューピッドが描かれる。ローマボルゲーゼ美術館所蔵。聖なる愛と俗なる愛。

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デジタル大辞泉プラス 「聖愛と俗愛」の解説

聖愛と俗愛

イタリアの画家ティツィアーノの絵画(1515)。原題《Amor sacro e amor profano》。『聖なる愛と俗なる愛』とも呼ばれる。ベネチア派最大の画家ティツィアーノによる初期傑作一つ。愛と美の女神ヴィーナスの着衣像と裸体像左右に描かれている。ローマ、ボルゲーゼ美術館。

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