裸身（読み）ラシン

デジタル大辞泉

ら‐しん【裸身】

はだかの身体。裸体。《季 夏》
[類語]裸・裸体・真っ裸・素っ裸・丸裸・赤裸・全裸・半裸・ヌード

はだか‐み【裸身】

１ 裸のからだ。裸体。らしん。
２ むき出しの刀身。抜き身。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ら‐しん【裸身】

1. 〘 名詞 〙 何もまとわない身体。はだか。すはだか。裸体。《 季語・夏 》
   1. [初出の実例]「徒に陸海軍備の充実を恃むが如きは、是れ腹裸身にして、正宗の名刀を帯ぶると一般也」(出典：一年有半（1901）〈中江兆民〉附録)
   2. [その他の文献]〔後漢書‐祭彤伝〕

はだか‐み【裸身】

1. 〘 名詞 〙
2. ① はだか。裸体。また、飾りをすべて取りのぞいた姿。〔和玉篇（１５Ｃ後）〕
3. ② 抜身(ぬきみ)。白刃。

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【裸身】らしん

まるはだか。〔後漢書、文苑下、衡伝〕衡、みて（曹）操のに至りて止まる。之れを訶して曰く、鼓、何ぞ裝を改めざる～と。衡曰く、と。是(ここ)に於て先づ衵衣(ぢつい)を解き、いで餘を釋(と)き、裸身にして立つ。

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出典　平凡社「普及版 字通」