聖霊降臨祭(読み)せいれいこうりんさい

百科事典マイペディア「聖霊降臨祭」の解説

聖霊降臨祭【せいれいこうりんさい】

キリスト復活後50日目(昇天後10日目)に,使徒たちの上に聖霊が火炎の舌の形で降ったこと(《使徒行伝》2)を記念する祝日。この日が旧約の過越(すぎこし)の祝いの50日目の五旬祭(五旬節)に当たっていたので,ペンテコステPentecost(50番目を意味するギリシア語に由来)ともいう。
→関連項目五旬祭万聖節ペンテコステ

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世界大百科事典 第2版「聖霊降臨祭」の解説

せいれいこうりんさい【聖霊降臨祭 Pentecost】

キリスト教の教会暦で復活祭に次ぐ祭日の一つ。聖霊降臨のできごとは,キリストの復活のできごとから50日目,旧約の五旬祭の日に起こったので,キリスト者にとってこのできごとを記念する日が聖霊降臨祭となった。《使徒行伝》の第2章にも書かれているように,この日使徒の説教によって,多くの人が洗礼を受け,キリスト者の共同体である教会ができたことを祝う。ペンテコステ【土屋 吉正】

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世界大百科事典内の聖霊降臨祭の言及

【休日】より

復活祭は,枯れた草木が山野を彩る変化に草木の霊魂の死と復活を信じた異教時代の祭りの趣旨を生かしたものである。聖霊降臨祭(ペンテコステ)は夏の収穫の豊かならんと祈る農民の心を満足させるものであった。しかも教会は,これら三大祝日には当日のみならず,その前後1週間を休日とし,農民を賦役労働から解放し,キリストの恵みを伝えた。…

【ペンテコステ】より

…ギリシア語pentēkostē(〈第50〉の意)に由来し,《使徒行伝》2章1節以下に伝えられている聖霊降臨日をさす語。この日を記念するキリスト教の祭日は聖霊降臨祭,五旬祭と言い,元来は旧約聖書に記されている過越の祭より50日目の七週の祭(《出エジプト記》34:22)を意味していたが,新約聖書では,それをイエスの復活日より50日目をさすと解釈された。それによれば,この日聖霊が初代教会の信徒たちの頭上に炎のように降り,そこで彼らが〈他国の言葉〉で語りはじめたとされる。…

※「聖霊降臨祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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