肥土（読み）コエツチ

デジタル大辞泉

こえ‐つち【肥土】

１ 地味が肥えている土。沃土よくど。
２ 肥料を混ぜた土。
[類語]地質・地味・痩せ土

ひ‐ど【肥土】

肥えた土地。肥沃な土地。沃土よくど。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

こえ‐つち【肥土】

〘名〙

① 農産物などを育てるのに適した栄養分を豊富に含んだ土。地味のこえた土。沃土(よくど)。肥地(こえじ)。〔新撰字鏡（898‐901頃）〕

※西洋開拓新説（1870）〈緒方正訳〉五「其土の上面に自ら肥土(コヱツチ)を遺し行く者故、数年の間に極て膏腴の地となる」

② 肥料と土壌をまぜたもの。人糞などを混ぜ合わせた土。〔日葡辞書（1603‐04）〕

ひ‐ど【肥土】

〘名〙 こえた土地。地味の豊かな土地。

※米欧回覧実記（1877）〈久米邦武〉一「第一等の肥土なり」

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【肥土】ひど

沃土。

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出典　平凡社「普及版 字通」