沃土(読み)ヨクド

デジタル大辞泉 「沃土」の意味・読み・例文・類語

よく‐ど【沃土】

地味の肥えた土壌土地沃地
[類語]沃地土地農地耕地田地でんち田畑たはた・でんばた沃野

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「沃土」の意味・読み・例文・類語

よく‐ど【沃土】

  1. 〘 名詞 〙 肥沃の土地。地味が肥えていてよく作物ができる土地。また、比喩的に、ものがよく育ったり発展したりする基盤となるところ。
    1. [初出の実例]「痩土を耕すと沃土を耕すとは其労逸甚だ異なりと雖ども産したる麦の値は同様なるが故に」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外)
    2. [その他の文献]〔国語‐魯語下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「沃土」の読み・字形・画数・意味

【沃土】よくど

肥沃の地。〔国語、魯語下〕昔、王の民を處するや、瘠土(せきど)を擇びて之れに處(を)らしむ。其の民を勞せしめて、之れを用ふ。故に長く天下に王たり。~沃土の民の不材なるは、なればなり。

字通「沃」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android