デジタル大辞泉 「脱ぐ」の意味・読み・例文・類語 ぬ・ぐ【脱ぐ】 [動ガ五(四)]《古くは「ぬく」》1 身につけていたものを取り去る。「コートを―・ぐ」「靴を―・ぐ」「かぶとを―・ぐ」2 (女優などが演技や撮影のために)裸になる。「とうとう―・いだ清純派女優」[可能]ぬげる[動ガ下二]「ぬげる」の文語形。[下接句]逢おうた時に笠を脱げ・兜かぶとを脱ぐ・裃かみしもを脱ぐ・仮面を脱ぐ・シャッポを脱ぐ・肌を脱ぐ・一肩脱ぐ・一肌脱ぐ・諸肌もろはだを脱ぐ・草鞋わらじを脱ぐ[類語]取る 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「脱ぐ」の意味・読み・例文・類語 ぬ・ぐ【脱】 [ 1 ] 〘 他動詞 ガ五(四) 〙 ( 古くは「ぬく」 ) 身に付けている物を取り去る。衣類、履物、かぶり物などを身体から取り除く。[初出の実例]「きぬぬきてとらせけれど、捨てて逃げにけり」(出典:伊勢物語(10C前)六二)「象は鞍を解(おろ)さず、人は甲(かぶと)を釈(ヌ)がず」(出典:大唐西域記長寛元年点(1163)五)[ 2 ] 〘 自動詞 ガ下二段活用 〙 ⇒ぬげる(脱)脱ぐの補助注記語源的には「抜く」と同一で、意味の分化に応じて清濁の違いによる語形の相違を生じたものと見られる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例