兜を脱ぐ(読み)カブトヲヌグ

デジタル大辞泉 「兜を脱ぐ」の意味・読み・例文・類語

かぶと・ぐ

降伏意思表示であるところから》相手の力を認めて降参する。「君の熱意には―・ぐよ」
[類語]陥落落城敗走潰走帰服帰順屈従服従忍従参る恐れ入る負ける降参するギブアップするシャッポを脱ぐ一本取られる敗れる敗北する敗退する完敗する惨敗する大敗する惜敗するやられる土がつく一敗地にまみれる屈するふくする屈服するくじけるひざを屈する降伏投降敗戦負け戦ひざをかがめる軍門にくだ

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精選版 日本国語大辞典 「兜を脱ぐ」の意味・読み・例文・類語

かぶと【兜】 を 脱(ぬ)

  1. かぶっていた兜を取る。敵に降伏することの意思表示とされる。〔文明本節用集(室町中)〕
  2. 転じて、論争などで相手に降参する。参る。あやまる。
    1. [初出の実例]「威張ったに、五日とたたずに兜(カブト)をぬがなければ成らないのであらう」(出典:わかれ道(1896)〈樋口一葉〉下)

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