病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「脱毛症治療剤」の解説
脱毛症治療剤
《カルプロニウム塩化物製剤》
アロビックス(長生堂製薬、日本ジェネリック、佐藤製薬)
カルプラニン(松浦薬業、武田テバファーマ)
フロジン(ニプロパッチ、第一三共)
《デュタステリド製剤》
ザガーロ(グラクソ・スミスクライン)
《フィナステリド製剤》
フィナステリド(ファイザー)
プロペシア(MSD)
カルプロニウム塩化物製剤は外用液で、悪性脱毛症、円形脱毛症、症候性脱毛症、壮年性脱毛症、多発性円形脱毛症、びまん性脱毛症、
過敏症(一過性の発赤、かゆみなど)、肝機能障害が現れることがあります。このようなときは使用を中止して、すぐに医師に報告してください。
そのほか、アセチルコリン様作用(刺激痛、局所発汗、熱感など)、 全身性の発汗と、それに伴う悪寒、戦慄、吐き気・嘔吐、性機能不全などが現れることがあります。このような症状が現れたら、医師・薬剤師に相談してください。
①外用液、錠剤、カプセルです。錠剤・カプセルは1日1回の服用です。1回の使用量については医師・薬剤師の指示を守り、かってに中止したり、減量・増量しないでください。
外用液は、塗布した直後に全身の発汗や、それに伴う悪寒、戦慄、吐き気・嘔吐などが現れたときには使用を止め、塗布部分を水で洗い流してください。
② この薬の成分やほかの薬に対して過敏症の既往がある人には使用できません。デュタステリド製剤は、女性、小児、重い肝機能障害がある人に、フィナステリド製剤は妊婦・妊娠する可能性のある人、母乳で授乳中の女性には使用できません。
③外用液の使用時、眼に入らないように十分注意してください。もし眼に入ってしまったときは、すぐに清浄な水で洗眼してください。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報