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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…医学的には尋常性痤瘡(ざそう)acne vulgarisという。顔や胸,背などにでき,面皰(めんぽう)(毛囊内に皮脂がたまってできる),丘疹,膿疱,小結節,ときに囊腫が混在する慢性角化性炎症。脂腺の機能亢進と脂腺排出管の角化亢進がおもな病因とされる。…
…尋常性天疱瘡(てんぽうそう)は皮膚粘膜に表皮内水疱を形成する難治性の疾患で,患者の血清中には表皮細胞間物質に対する抗体が証明されることから,その水疱形成機序として抗原抗体反応が考えられている。(5)膿疱pustule 小水疱,水疱の内容物が黄白色調に濁った膿になったもので,白血球が主成分である。伝染性膿痂疹いわゆる飛火にみられる膿疱は細菌感染によるもので,膿から原因菌が培養できるが,ベーチェット病にみられる多発する膿疱や掌蹠(しようしよ)膿疱症の手掌,足底に多発する膿疱は無菌性膿疱で,膿を培養しても細菌は出ない。…
※「膿疱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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