興ずる(読み)キョウズル

デジタル大辞泉 「興ずる」の意味・読み・例文・類語

きょう・ずる【興ずる】

[動サ変][文]きょう・ず[サ変]おもしろがって熱中する。楽しんで愉快に過ごす。きょうじる。「釣りに―・ずる」「笑い―・ずる」
[類語]楽しむ満喫する享受する享楽するエンジョイする堪能たんのうする興がる・興を添える・興趣が募る・興に入る興に乗る歓を尽くす感興歓楽逸楽安逸交歓合歓

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精選版 日本国語大辞典 「興ずる」の意味・読み・例文・類語

きょう‐・ずる【興】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]きょう・ず 〘 自動詞 サ行変 〙 楽しみを感じ愉快に思う。興に入る。おもしろがる。きょうじる。現代では、おもに「…に興ずる」の形で用いる。
    1. [初出の実例]「射落として、いけにいりぬ。けうずることかぎりなし」(出典:宇津保物語(970‐999頃)内侍督)
    2. 「門田のいねかるとて所につけたる物まねびしつつわかき女どもはうたうたひけうじあへり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)手習)

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