舟木遺跡(読み)ふなぎいせき

日本歴史地名大系 「舟木遺跡」の解説

舟木遺跡
ふなぎいせき

[現在地名]北淡町舟木

海岸線から約二キロ内陸に入った、標高約一五〇メートルの丘陵上にある。丘陵はなだらかに連なる尾根に囲まれた、盆地状の地点を中心に広がっている。弥生時代後期を中心とした集落跡で、平成二―五年度まで九次の発掘調査が実施されている。

平成二年(一九九〇)に実施された第一次の確認調査では竪穴住居跡一棟が発見され、住居跡内から五六個体の製塩土器が出土した。同三年に行われた第二次調査では、遺跡の東部地域の丘陵裾部の地点、一七一〇平方メートルが発掘された。このうちB地区では弥生後期の竪穴住居跡二棟、大溝が発見された。H―02住居跡は幅二〇メートルほどの狭い尾根の先端に造られた、径一〇メートルを超える大型の住居である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む