舟木遺跡

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

淡路市舟木の標高約150メートルの山間地に残る集落。1990~94年に一部が発掘調査され、直径約10メートルの大型竪穴建物跡や大量の製塩土器などが出土した。南西約6キロの標高約200メートルの丘陵には、舟木遺跡とほぼ同時期に存在した国内最大規模の鉄器工房跡が残る五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡(同市黒谷)もある。市教委は8月末ごろから再び舟木遺跡を発掘調査し、両遺跡の関わりなど実態解明をめざす。

(2016-07-27 朝日新聞 朝刊 淡路・1地方)

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知恵蔵miniの解説

兵庫県淡路島にある弥生時代の遺跡。1世紀前半から3世紀前半の弥生時代後期から終末期の集落跡で淡路市教育委員会が2016年から発掘調査を行っているが、調査の結果、竪穴建物20棟の跡や近畿地方では初めての出土となる鉄製漁具「ヤス」などのほか、2世紀ごろに中国で作られた青銅製の鏡の一部や淡路島で3例目の「絵画土器」の破片などが見つかった。これを受け、文化庁の文化審議会は20年11月に答申を行い、同遺跡は国の史跡に指定されることになった。同審議会は同遺跡について、山あいに位置しながら最先端の技術や情報を入手するため沿海の住人たちとの深いつながりがあり、九州と畿内を結ぶ窓口の役割を担ってきた可能性が高く貴重だとしている。

(2020-11-25)

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