船舶無線通信(読み)せんぱくむせんつうしん

世界大百科事典 第2版の解説

せんぱくむせんつうしん【船舶無線通信】

船舶における無線通信は,航行中の船舶が火災,沈没等重大かつ急迫の危険に陥ったときに救助を求める遭難通信等人命財貨の保全のための通信をはじめ,船舶の旅客,乗組員とその家族との間の公衆通信や,船舶の効率的な運航を図るために海運事業者等との間に情報を提供しまたは指示を求める運航管理通信など,陸上と船舶または船舶相互間を結ぶ唯一の連絡手段として活用されている。このように船舶の無線通信は,船舶の安全運航等に必要不可欠のものとして重要な役割を果たしているが,外国の海岸局(船舶の無線通信の相手方となる陸上の無線局)や外国の船舶局(船舶の無線局)とも通信を行うため,国際条約等によって厳しい要件が課せられ,統一が図られている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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