デジタル大辞泉 「手配」の意味・読み・例文・類語 て‐はい【手配】 [名](スル)1 物事に先だって役割や段取りを決めたり、必要な物を用意したりすること。てくばり。「ハイヤーを手配する」2 犯人・容疑者を逮捕するため、指令を発して所要人員の配置その他の活動をすること。「指名手配」[類語]手回し・手配り・用意・支度したく・準備・備え・設け・手筈てはず・手当て・段取り・膳ぜん立て・道具立て・下拵したごしらえ・下準備・態勢・整備・備える 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「手配」の意味・読み・例文・類語 て‐くばり【手配】 〘 名詞 〙① =てはい(手配)②[初出の実例]「寄手皆思ひ侮て、山の案内をも問ず、勢の手配をもせず、我先にとぞ寄たりける」(出典:参考太平記(1689)八)「陰謀の与党を逮捕しようと云ふ手配(テクバリ)は」(出典:大塩平八郎(1914)〈森鴎外〉一〇)② =てはい(手配)①[初出の実例]「直に相談調うて、双方の手配(テクバリ)もよく、彼の赤子に金十両添へて、佐次兵衛方へ貰ひ受け」(出典:人情本・風俗粋好伝(1825)前)③ 能や長唄の囃子(はやし)で、一個以上の打音が集まってできた型。 て‐はい【手配】 〘 名詞 〙① 手わけをして準備を進めること。てくばり。[初出の実例]「そんなことの手配(テハイ)も、あらかたは気忠実(きまめ)な主人公の与るところだったから」(出典:大道無門(1926)〈里見弴〉影法師)② 人を要所に置くこと。特に、犯人などを逮捕するため人々を要所に配置したり、指令を方々に出して手はずを整えること。てくばり。〔日誌字解(1869)〕[初出の実例]「手配のモンタージュ写真も無効になり」(出典:他人の顔(1964)〈安部公房〉灰色のノート) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例