色を失う(読み)イロヲウシナウ

デジタル大辞泉 「色を失う」の意味・読み・例文・類語

いろうしな・う

心配や恐れなどで顔が真っ青になる。意外な事態に対処しきれないようす。「悲報に接し愕然がくぜんとして―・う」
[類語]青ざめる蒼白青白い青くなる真っ青

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「色を失う」の意味・読み・例文・類語

いろ【色】 を 失(うしな)

  1. ものの色がなくなる。色が見えなくなる。
  2. 驚き恐れて顔色が青くなる。意外な事態にどうしてよいかわからなくなる。顔色無し
    1. [初出の実例]「山上洛中の騒動なのめならず。供奉の公卿殿上人色をうしなひ」(出典:平家物語(13C前)六)
  3. 蹴鞠(けまり)で、蹴上げたまりが風に流される。
    1. [初出の実例]「鞠(まり)は〈略〉其日も暮深く諸木の嵐はげしく、心ならず横切(よこぎれ)して色(イロ)をうしなひけるに」(出典浮世草子好色一代女(1686)三)

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とっさの日本語便利帳 「色を失う」の解説

色を失う

恐れや驚きなどの強い衝撃を受けて顔色が変わること、また、青ざめること。「顔色を失う」「顔色なし」ともいう。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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