デジタル大辞泉
「色濃い」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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いろ【色】 濃(こ)い
- ① 色が濃い。衣服の紫や紅などの色が濃い意にいうことが多い。
- [初出の実例]「紫の色こき時はめもはるに野なる草木ぞわかれざりける」(出典:伊勢物語(10C前)四一)
- ② あくどい。しつこい。濃厚だ。
- [初出の実例]「片田舎の人こそ、色こく万(よろづ)はもて興ずれ」(出典:徒然草(1331頃)一三七)
- ③ 恋愛の経験が豊かである。
- [初出の実例]「岩つつじのいろこきわが身にもあらねば、もし人たがへもやと、御文手にも取りあへねば」(出典:仮名草子・ねごと草(1662)下)
- ④ 情勢がある方向に強く傾いている。ある傾向が強い。
- [初出の実例]「新しい時代の空気が、紅葉の死を一区画として、愈色濃く文壇へ流れこんで来たことは事実だ」(出典:近代文学と生活の問題(1934)〈唐木順三〉一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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