色立(読み)イロダテ

デジタル大辞泉 「色立」の意味・読み・例文・類語

いろ‐だて【色立】

連句付合つけあい手法の一。色彩の取り合わせで前句に付ける方法。→七名八体しちみょうはったい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「色立」の意味・読み・例文・類語

いろ‐だて【色立】

  1. 〘 名詞 〙 俳諧連句の付合(つけあい)で、前句に対して色彩の取り合わせで軽く付ける手法。各務支考(かがみしこう)の説いた俳諧の付け方である七名八体(しちみょうはってい)のうち七名の一つ
    1. [初出の実例]「拍子と色立(イロダテ)会釈(あしらひ)模様」(出典:俳諧・俳諧古今抄(1730)下)

いろ‐たて【色立】

  1. 〘 名詞 〙 色の配合。色つき。
    1. [初出の実例]「ひんかし山殿よりもく六そひて十色いろたて見ことにたひたたしうまいる」(出典:御湯殿上日記‐長享二年(1488)六月一九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android