花布(読み)カフ

デジタル大辞泉 「花布」の意味・読み・例文・類語

か‐ふ〔クワ‐〕【花布】

細かい花模様を染織したり、刺繍ししゅうしたりした布。印花布
更紗サラサ異称

はな‐ぎれ【花布】

製本で、中身の背の天と地との両端にはりつける布地本来補強目的としたが、現在は装飾用。頂帯。ヘッドバン。

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精選版 日本国語大辞典 「花布」の意味・読み・例文・類語

か‐ふクヮ‥【花布】

  1. 〘 名詞 〙 草花などの模様を染織したり、刺繍したりした布。印花布。更紗(さらさ)をもいう。
    1. [初出の実例]「白布を印して花布となす」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    2. [その他の文献]〔明一統志〕

はな‐ぎれ【花布】

  1. 〘 名詞 〙 本製本の中身の背の上下両端にはりつけられた布。本来は色糸を交互に折り丁に縫いつけたものであるが、現在はしま布や色紙などの模造品を用いる。本を丈夫にし、装飾の役割も果たす。〔最新百科社会語辞典(1932)〕

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