若きドイツ(読み)わかきドイツ(その他表記)Junges Deutschland

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「若きドイツ」の意味・わかりやすい解説

若きドイツ
わかきドイツ
Junges Deutschland

1830年代から 50年にかけて,ドイツの革命的な若い詩人たちを中心に展開された文学運動。「青年ドイツ派」ともいう。ハイネグツコー,ウィーンバルク,T.ムント,ラウベ,L.ベルネ,ヘルウェークらがこれに参加。特定結社をつくっていたわけではないが,文学の政治参加をモットーに,絶対主義国家の否定思想信仰の自由,人権の確立婦人解放などを共通の目標とした。

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世界大百科事典(旧版)内の若きドイツの言及

【ウィーン体制】より

…しかし,39年のブランキスト蜂起に参加したため,パリの同盟組織は崩壊し,以後同盟はパリ,ロンドン,スイスに分かれて活動することとなる。スイスではワイトリングに指導された義人同盟のほか,マッツィーニの〈若きヨーロッパ〉の流れをくむ〈若きドイツ(青年ドイツ)Junges Deutschland〉が活動し,反封建的絶対主義と外国支配からの人民解放をその闘争目標としていた。
【1840年代】
 ドイツおよびオーストリアにおける狭義の〈三月前期〉は,1840年以降をさす。…

※「若きドイツ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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