デジタル大辞泉
「若女」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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わか‐おんな‥をんな【若女】
- 〘 名詞 〙
- ① 年の若い女。
- [初出の実例]「室内有若女」(出典:名語記(1275)五)
- ② 能面の一つ。若い女の面。「熊野(ゆや)」「松風(まつかぜ)」などで、若い女の役に用いる。
若女②
じゃく‐じょ‥ヂョ【若女】
- 〘 名詞 〙
- ① 年若い女。
- ② 若衆道と女道。男色(なんしょく)と女色。じゃくにょ。
- [初出の実例]「七年此かたに請取し金銀を若女(ジャクヂョ)ふたつにつゐやし」(出典:浮世草子・本朝二十不孝(1686)一)
わか‐め【若女・若妻】
- 〘 名詞 〙 年若い女。また、若い妻。
- [初出の実例]「頭白かる翁どものわかめ好み」(出典:梁塵秘抄(1179頃)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の若女の言及
【能面】より
…喝食(かつしき),童子など美貌若年の面のなかにも,蟬丸や弱法師(よろぼし),猩々(しようじよう)といった特定面ができてくる。(4)は最も能面らしい表現のものといわれ,若い女面として小面(こおもて),増(ぞう),孫次郎,若女の4タイプがあり,それぞれ現在は流派によって使用を異にしている。やや老け役の面として曲見(しやくみ)と深井があり,これに霊性をもたせたものが泥眼(でいがん),増(十寸)髪(ますかみ),年たけた霊性のものとして霊女(れいのおんな),瘦女(やせおんな),老女,姥(うば)などがある。…
※「若女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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