苦何首烏(読み)にがかしゅう

精選版 日本国語大辞典 「苦何首烏」の意味・読み・例文・類語

にが‐かしゅう【苦何首烏】

〘名〙 ヤマノイモ科のつる性多年草。本州中部以西・四国・九州の山麓川岸に生える。塊根は黒く扁球形ひげ根密生。茎は他物にからんでよじのぼり、葉は長柄をもち心臓形で先は鋭くとがる。葉腋にいぼ状の突起をもつ球形の黒い「むかご」を生じる。雌雄異株。夏、紫色の小さな単性花を穂状につける。漢名、金綿弔蝦蟆。まるばどころ。

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デジタル大辞泉 「苦何首烏」の意味・読み・例文・類語

にが‐かしゅう【苦何首×烏】

ヤマノイモ科の蔓性つるせいの多年草。山裾や川岸に自生カシュウイモに似るが、むかご塊根苦味があり、食用にしない。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「苦何首烏」の解説

苦何首烏 (ニガカシュウ)

学名Dioscorea bulbifera
植物。ヤマノイモ科のつる性多年草,薬用植物

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