苦節(読み)クセツ

デジタル大辞泉 「苦節」の意味・読み・例文・類語

く‐せつ【苦節】

逆境にあっても、自分信念態度を固く守りとおす心。「苦節十年」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「苦節」の意味・読み・例文・類語

く‐せつ【苦節】

  1. 〘 名詞 〙 逆境にあっても節を曲げないかたい心。また、度をすぎた節。
    1. [初出の実例]「わが苦節(クセツ)やうやくに功なって」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)後)
    2. [その他の文献]〔易経‐節卦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「苦節」の読み・字形・画数・意味

【苦節】くせつ

逆境の中で節義を守る。〔高僧伝十三、釈曇翼〕初め出家して廬山寺に止まる。に依りて學を修め、門人に重んぜらる。

字通「苦」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android