英雄崇拝(読み)エイユウスウハイ(その他表記)On Heroes, Hero-Worship, and the Heroic in History

デジタル大辞泉 「英雄崇拝」の意味・読み・例文・類語

えいゆう‐すうはい【英雄崇拝】

英雄のすぐれた才能武勇を褒めたたえ、尊ぶこと。

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精選版 日本国語大辞典 「英雄崇拝」の意味・読み・例文・類語

えいゆう‐すうはい【英雄崇拝】

  1. 〘 名詞 〙 英雄のすぐれた才能、行動などを賛美してそれをあがめ尊ぶこと。
    1. [初出の実例]「我国の盲目的英雄崇拝の傾向の烈しいことは、歴史上顕著なることである」(出典:新小説‐大正五年(1916)二月号・街頭の群集〈大山郁夫〉)

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改訂新版 世界大百科事典 「英雄崇拝」の意味・わかりやすい解説

英雄崇拝 (えいゆうすうはい)
On Heroes, Hero-Worship, and the Heroic in History

イギリスの思想家カーライルの哲学的・伝記的論説。1840年6回の連続講演として公にされ,41年出版。原題は《英雄,英雄崇拝,および歴史における英雄的なもの》。彼によれば,英雄とは歴史に指導的影響力を振るう個人であり,それは天から彼らに課された義務である。英雄は予言者詩人帝王などさまざまな姿をとるが,人は真に優れた人物を崇拝し,信従せねばならない。日本でも1898年(明治31),土井晩翠によって訳出され,原文とともに広く読まれた。
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