荘子女王(読み)そうしじょおう

朝日日本歴史人物事典 「荘子女王」の解説

荘子女王

没年寛弘5.7.16(1008.8.19)
生年:延長8(930)
平安中期,村上天皇の女御。醍醐天皇の皇子代明親王と右大臣藤原定方の娘の子。天暦4(950)年21歳で入内し,女御となり従四位上に叙せられる。楽子内親王,具平親王出産内裏麗景殿に居住し,麗景殿の女御とも呼ばれた。康保4(967)年に村上天皇死去すると,千観大法師を戒師として出家し,尼となった。気立ての良い女御だったとあり,58歳年下の上東門院彰子との歌の贈答なども残されている。

(服藤早苗)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「荘子女王」の解説

荘子女王 そうしじょおう

930-1008 平安時代中期,村上天皇の女御。
延長8年生まれ。父は醍醐(だいご)天皇の皇子代明(よりあきら)親王。母は藤原定方(さだかた)の娘。天暦(てんりゃく)4年女御となる。楽子(らくし)内親王,具平(ともひら)親王を生む。麗景殿の女御とよばれた。康保(こうほう)4年村上天皇の死去により出家。寛弘(かんこう)5年7月16日死去。79歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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