日本歴史地名大系 「菅原院天満宮神社」の解説 菅原院天満宮神社すがわらいんてんまんぐうじんじや 京都市:上京区滋野学区堀松町菅原院天満宮神社京都市上京区堀松(ほりまつ)町にあり、社殿は南面、鳥居は烏丸(からすま)通に東面する。祭神は菅原道真で、父の是善を配祀する。旧村社。平安前期当地には是善の菅原院があり、このことから道真誕生の地と伝えるが(坊目誌)、道真は母方の家で出生したと考えるのが妥当である。しかし右の故事から道真死亡後、生誕の地と伝える当地に道真の分霊が祀られたと考えられる。「一代要記」文永六年(一二六九)正月一〇日条に、北野神輿が入洛中は御門室町(むろまち)にとどまるとあり、「拾芥抄」に「北野祭日、神氏来此所、取枇杷供神云云」と記し、北野天満宮の御旅所だったことがうかがえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by