蒲江村(読み)こもえむら

日本歴史地名大系 「蒲江村」の解説

蒲江村
こもえむら

[現在地名]西脇市蒲江

大垣内おおがち村の北に位置する。加古川北西から南東に流れ、対岸大門だいもん村・福地ふくじ(現黒田庄町)。元禄郷帳には「かまえ」の訓が付されている。江戸期の領主の変遷は寺内てらうち村に同じ。正保郷帳によると田方一四八石・畑方四〇石余。文政一三年(一八三〇)の村明細帳(蒲江区有文書)では高一八二石余、川欠川成高三石余を引いた残高のうち田方一一八石余・畑方六〇石余、反別一七町余。


蒲江村
かまやむら

[現在地名]舞鶴市字蒲江

水間みずま村の北方、由良川下流の右岸に位置し、集落谷間にあって農業が中心である。対岸に当村所属のじよう島があり、この島から縄文・弥生式の土器が多数発見された。

地名由来について、旧語集は「当村ノ池ニ蒲多生タル故名有、又釜屋村トモ云、昔三庄太夫塩焼シ釜屋有トモ云」と記す。

慶長検地郷村帳に高三三〇・一五石「蒲江村」とみえ、土目録には三四五石余、内訳は田方二八〇石余、畑方六五石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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