蓬莱峡(読み)ほうらいきょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「蓬莱峡」の意味・わかりやすい解説

蓬莱峡
ほうらいきょう

兵庫県東部、西宮市(にしのみやし)の武庫(むこ)川の支流太多田(おおただ)川にある峡谷。太多田川が六甲の段丘礫(れき)層を削り、風化した花崗(かこう)岩が剣状にそそり立ち、侵食された深い谷が無数のひだをつくる。阪神間からのハイキングコースとしてにぎわう。なお、蓬莱峡の南には砂防ダムの多い座頭谷(ざとうだに)がある。阪急電鉄、およびJR福知山線宝塚駅からバスの便がある。

[藤岡ひろ子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蓬莱峡」の意味・わかりやすい解説

蓬莱峡
ほうらいきょう

兵庫県南東部,西宮市北部,武庫川の支流大多田川沿いにある峡谷。六甲山地隆起河川浸食上部段丘礫層から基盤花崗岩にまで達し,硬層は塔状に残り,軟層は深い谷と変り,マツと白い岩肌が奇勝を形成する。

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