蔓茘枝(読み)ツルレイシ

デジタル大辞泉 「蔓茘枝」の意味・読み・例文・類語

つる‐れいし【××茘枝】

ウリ科蔓性の一年草。葉は巻きひげと対に出て、手のひら状に裂けている。夏から秋、黄色い花を開く。実は長楕円形でこぶ状の突起があり、熟すと黄赤色になる。若い実を食用にするが、果皮は苦い。熱帯アジアの原産で、栽培される。にがうり。ごおやあ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「蔓茘枝」の意味・読み・例文・類語

つる‐れいし【蔓茘枝】

  1. 〘 名詞 〙 ウリ科のつる性一年草。熱帯アジア原産で、観賞用に栽培し、鹿児島、奄美大島、沖縄では、若い果実を食用とするために栽培する。長さ一メートル以上になり、茎は巻きひげで他物にからむ。葉は掌状に深裂し、あらい鋸歯がある。雌雄同株。夏から秋にかけ、葉腋に先が五裂した小さな黄色い単性花をつける。果実は長さ一〇~二〇センチメートルの長楕円形でいぼ状の突起におおわれており、黄赤色に熟して先端から三片に裂開する。果肉は甘いが果皮は苦い。漢名、苦瓜・錦茘枝。にがうり。《 季語・秋 》 〔多識編(1631)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む