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蕭雲従 しょううんじゅうXiao Yun-cong

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

蕭雲従
しょううんじゅう
Xiao Yun-cong

[生]万暦24(1596)
[没]康煕12(1673)
中国,明末,清初の文人画家。蕪湖 (安徽省) の人。字は尺木 (せきぼく) ,号は無悶道人,鍾山老人。明の崇禎年間に副貢生となったが,清朝には仕えなかった。詩文,書画,音楽に通じたが,ことに黄公望倪 瓚 (げいさん) にならった山水画にすぐれ,淡彩の美しい個性的画風を創始,姑熟派の祖に数えられる。順治5 (1648) 年刊行の著書『太平山水図冊』は日本に伝来し,初期の南画家の池大雅祇園南海などに多大の影響を与えた。詩は『蕭湯二老遺詩合編』に収められる。

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百科事典マイペディアの解説

蕭雲従【しょううんじゅう】

中国,明末清初の画家。字は尺木,号は無悶道人・鐘山老人。安徽の人。明末に副貢生となったが,清朝に入ってからは仕えず詩書画に親しみ,その渇筆潤筆とを自在に用いる山水画盛名を博した。

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世界大百科事典 第2版の解説

しょううんじゅう【蕭雲従 Xiāo Yún cóng】

1596‐1673
中国,清初の文人画家。字は尺木(せきぼく),号に無悶(むもん)道人,鍾山(しようざん)野老などがある。安徽省蕪湖の出身で1642年(崇禎15)副榜(ふくぼう)(郷試に合格しても挙人になれぬ者)となったが,2年後明朝が滅んだ後は世を避けて清朝に仕えず,遺民として終わった。呉派山水画を基礎に安徽派の様式を確立した。軸よりも手巻(横幅の長巻)に秀作がある。《太平山水詩画冊》は版刻されて日本の初期文人画家に影響を与えた。

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