藤井公(読み)フジイ コウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「藤井公」の解説

藤井 公
フジイ コウ


職業
舞踊家 振付師

専門
モダンダンス

肩書
藤井公・利子舞踊研究所主宰,東京創作舞踊団主宰,埼玉県舞踊協会会長

本名
藤井 公(フジイ タダシ)

生年月日
昭和3年 4月27日

出生地
埼玉県 春日部市

学歴
埼玉青年師範〔昭和23年〕卒

経歴
小森敏師事。東京創作舞踊団を結成し、「リンゴの木」「天国異邦人」で旗揚げ公演。以後、定期的に「津軽・家出節」「彼岸への対話」などの作品を発表。昭和46年文化庁在外研修員として欧米を視察。47年帰国後、作風が変わり、「猿蟹合戦」「北斎・今」など日本の土着に根ざした作品を発表。他の作品に「芽むしり仔うち」「ヒマラヤの狐」「沙漠ランボー」「青銅時代」「癒えぬ川」など。

所属団体
現代舞踊協会,埼玉県舞踊協会

受賞
紫綬褒章〔平成7年〕,勲四等旭日小綬章〔平成13年〕 芸術祭賞優秀賞〔昭和44年・48年〕,舞踊ペンクラブ賞,江口隆哉賞〔昭和59年〕,舞踊批評家協会賞〔昭和59年〕,ニムラ舞踊賞〔昭和62年〕,舞踊批評家協会賞(第22回)〔平成2年〕,舞踊芸術賞〔平成6年〕 全国舞踊コンクール石井漠賞〔昭和54年〕

没年月日
平成20年 12月20日 (2008年)

家族
妻=藤井 利子(舞踊家),長女=高野 尚美(舞踊家),二女=藤井 香(舞踊家)

伝記
藤井公のモダンダンス理念 柴 真理子 著(発行元 風間書房 ’98発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤井公」の解説

藤井公 ふじい-こう

1928-2008 昭和後期-平成時代の舞踊家。
昭和3年4月27日生まれ。小森敏(とし)に師事。昭和35年東京創作舞踊団を結成,「リンゴの木」「天国の異邦人」を発表し,妻の利子とともに創作舞踊活動をつづける。のち「猿蟹合戦」「北斎・今」「歩行者その心象風景」などを発表。埼玉県舞踊協会会長。平成20年12月20日死去。80歳。埼玉県出身。埼玉師範卒。本名は公(ただし)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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