藤原乙叡(読み)ふじわらの たかとし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原乙叡」の解説

藤原乙叡 ふじわらの-たかとし

761-808 平安時代前期の公卿(くぎょう)。
天平宝字(てんぴょうほうじ)5年生まれ。南家藤原継縄(つぐただ)の次男。母は百済明信(くだらの-みょうしん)。父母の縁により,桓武(かんむ)朝で昇進延暦(えんりゃく)13年(794)参議,19年従三位,25年中納言兼兵部卿。平城(へいぜい)天皇の即位後,皇太子時代の宴席での無礼をうらまれ,大同(だいどう)2年伊予(いよ)親王事件を理由に解任された。大同3年6月3日死去。48歳。

藤原乙叡 ふじわらの-おとえい

ふじわらの-たかとし

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android