藤原定輔(読み)ふじわらの さだすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原定輔」の解説

藤原定輔 ふじわらの-さだすけ

1163-1227 鎌倉時代の公卿(くぎょう)。
長寛元年生まれ。藤原親信(ちかのぶ)の長男正治(しょうじ)2年(1200)参議となり,のち権(ごんの)大納言,大宰権帥(だざいのごんのそち)。正二位にいたる。後白河上皇院司,七条院別当もつとめる。琵琶(びわ)を藤原師長(もろなが)にまなび,後鳥羽(ごとば)上皇,順徳天皇の師となる。詩歌,蹴鞠(けまり)など諸芸にすぐれた。嘉禄(かろく)3年7月9日死去。65歳。号は二条。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例