藤原資房(読み)ふじわらの すけふさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原資房」の解説

藤原資房 ふじわらの-すけふさ

1007-1057 平安時代中期の公卿(くぎょう)。
寛弘(かんこう)4年生まれ。藤原資平長男。小野宮家の嫡流。祖父藤原実資(さねすけ)の存命中は蔵人頭(くろうどのとう),参議と順調に昇進したが,その後は不遇。没時は参議兼春宮権大夫(とうぐうのごんのだいぶ),正三位。日記「春記」に蔵人の労苦,政治への批判などが率直にしるされている。天喜(てんぎ)5年1月24日死去。51歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の藤原資房の言及

【春記】より

…参議兼春宮権大夫藤原資房(1007‐57)の日記。官名〈春宮権大夫〉により《春記》といい,《資房卿記》とも,家号〈小野宮〉と諱(いみな)から各1字をとって《野房記》とも称する。…

※「藤原資房」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む