藤岡月尋(読み)ふじおか げつじん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤岡月尋」の解説

藤岡月尋 ふじおか-げつじん

1658-1715 江戸時代前期-中期俳人
万治(まんじ)元年生まれ。大坂の人。野田忠粛(ただのり)に国学を,京都にうつり青木春澄(はるずみ)に俳諧(はいかい)をまなぶ。伊丹派のひとり。同門の北河原座神と親交をむすんだ。浮世草子(うきよぞうし)作家の月尋堂と同一人ともいわれる。正徳(しょうとく)5年2月21日死去。58歳。別号に霄雨軒,羅門回。編著に「とてしも」「伊丹発句合」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の藤岡月尋の言及

【月尋堂】より

…生没年不詳。同時期の俳人藤岡月尋(大坂の人,1715年伊丹で没)と同一人の可能性が極めて強いが確認できない。西鶴没後の浮世草子界で町人物,雑話物を継いだ作者。…

※「藤岡月尋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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