藤林普山(読み)ふじばやしふざん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「藤林普山」の意味・わかりやすい解説

藤林普山
ふじばやしふざん

[生]天明1(1781).1.16. 山城
[没]天保7(1836).1.14. 京都
江戸時代後期の蘭学者,医師。名は紀元,字は君諧,通称が泰介 (泰助) ,淳道。号が普山および筒城。寛政8 (1796) 年京都に出て医学を学んだ際に稲村三伯の蘭和辞書波留麻和解』を購入し,帰郷して蘭学を 10年間独学した。文化3 (1806) 年,稲村に師事し,『波留麻和解』を抜粋訂正した辞書『訳鍵』を出版 (文化7) ,ほかに『和蘭語法解』『和蘭薬性弁』『西医方選』『物理本源』などの訳著を残す。また,同6年には京都で開業し,天保1 (30) 年に有栖川宮の医員となった。門人に伊藤圭介,竹内玄同がいる。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤林普山」の解説

藤林普山 ふじばやし-ふざん

1781-1836 江戸時代後期の医師,蘭学者。
安永10年1月16日生まれ。京都で医学をまなび,小森桃塢(とうう)とともに稲村三伯の門にはいる。三伯の蘭日辞典「ハルマ和解(わげ)」を抜粋・訂正して「訳鍵」を刊行した。天保(てんぽう)7年1月14日死去。56歳。山城(京都府)出身。名は紀元。字(あざな)は君諧。通称は泰助(介),淳道。別号に筒城。著作に「和蘭(オランダ)語法解」など。

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367日誕生日大事典 「藤林普山」の解説

藤林普山 (ふじばやしふざん)

生年月日:1781年1月16日
江戸時代後期の蘭学者
1836年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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