昭和期の考古学者 長野県考古学会会長。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
…また,縄文文化の一つの最盛期をつくったといわれる中部地方の縄文中期文化の様相を,余すところなく代表するような,質量ともにすぐれた多くの遺物,住居址その他の遺構が出土している。1958年以降数年間にわたって井戸尻遺跡群を組織的に発掘調査した藤森栄一,武藤雄六らが,60年に曾利遺跡の第5号住居址から発見された〈ひねりもち状炭化物〉や,出土した打製石斧などの石器,土器の研究をもとに,従来から仮説としてあった〈縄文中期農耕説〉を積極的に主張したことは有名である。信濃境駅近くにある井戸尻考古館には,井戸尻遺跡群を中心として出土した豪華な縄文土器はもとより,貴重な資料が収蔵・陳列されている。…
※「藤森栄一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」