藩屏(読み)ハンペイ

精選版 日本国語大辞典 「藩屏」の意味・読み・例文・類語

はん‐ぺい【藩屏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. おおい防ぐ垣根。守りの屏。また、守りとなる物のたとえ。かくれまがき。〔新令字解(1868)〕
  3. 特に、皇帝皇室の守護となること。また、その人。藩翰藩籬
    1. [初出の実例]「以至于今、為我藩屏」(出典:続日本紀‐天平勝宝四年(752)六月壬辰)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐僖公二四年〕
  4. 直轄の領地。膝元の地。
    1. [初出の実例]「藩屏(ハンヘイ)の中にして、使節を誅戮する条、罪科軽きに非ず」(出典:太平記(14C後)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む